暑い日が続きますが、家にこもっていると体力低下一直線なので山登りに出掛けました。お昼までに帰宅する予定ですが、小腹が減ったとき用に「ファミリーマート亀岡本梅店」でお茶とパンを購入しておきました。
ルートとしては「獨鈷抛山(ことなげさん)千手寺」を目的地とし、途中で「堂徳山」と「行者山」に登ることにしました。「瑞巌寺跡」は道が分かれば行くかな、って感じでした。
府道432号線から南に降って「千手寺」参拝者用の駐車スペースにバイクを駐めました。下の写真の右上に見える林道が「千手寺」への参道です。この林道は林業作業車両専用なので、ここからは徒歩で向かいます。

林道の入口にある「千手寺」参道を示す石碑です。

すぐに害獣対策フェンスがあるので、開閉して進みます。

「千手寺」への案内石碑です。

この「○町」という石碑は参道に適宜設置されており、「千手寺」で「十町」になるみたいでした。「十町」の石碑は見つけられませんでしたが、「千手寺」手前に「八町」の石碑がありました。

バイクを駐めた場所から約16分で「行者山」への登山口に到着しました。ここから参道をそれて、「堂徳山」「行者山」登山です。


登山道には赤く塗られた「界」と書かれた石柱がいくつかありました。村の境界線とかの指標なんでしょうか。

「堂徳山」山頂に到着しました。登山口から約8分でした。おそらく熊避けの鐘だと思いますが、ここにも熊が出るんですね。この後は熊鈴を鳴らしながら進みました。

石碑には「鹿谷村」と書いてあるのですが、山の領有権の表示なのでしょうか。

「堂徳山」の山頂は林状態で、残念ながら見晴らしは良くありません。

「行者山」山頂です。「堂徳山」山頂から尾根伝いで約10分でした。ここには標高431mの掲示がありました。

「行者山」の山頂も林状態で見晴らしはありません。

山頂から北東に行くと「行者山鳥居」があるとグーグルマップに掲載されているのですが、道がよくわからないので止めました。

登山口に戻ってきました。「行者山」山頂との往復で約40分かかりました。再び参道に戻ったので「千手寺」に向かいます。

登山口から約10分で「千手寺」に到着しました。

「千手寺」の石段からの景色です。このお寺が「獨鈷抛山」の山頂付近ということなのでしょうか。

「千手寺」は臨済宗のお寺でした。弘法大師縁のお寺なのに、臨済宗とはこれいかに。

「鐘楼門」です。「鐘楼」の「門」なのか、「鐘楼」のある「門」なのか、どちらなんでしょう。ぱっと見「鐘楼」が見当たらなかったのですが。

「鐘楼門」を抜けると「本堂」が見えます。

「鐘楼門」を抜けてすぐ右手に、見晴らしの良い場所があるとの案内があったので登ってみました。

上った先には「稲荷堂」があり、さらに登ります。足長蜂が威嚇して飛んでくるので、ちょっと怖かったです。

展望所からの景色です。確かに見晴らしの良い場所でした。さらに登れば「獨鈷抛山」の山頂に行けるのかもしれません。

「本堂」の左手にある少し小さなお堂です。

「千手寺」を東から西に抜けて、そのまま墓地方面に向かいます。墓地の西端に「瑞巌寺」へ向かうハイキングコースの入口があります。

ハイキングコースを約7分進むと「瑞巌寺跡」があります。グーグルマップのマーカーが少しずれていたので訂正しておきました。現行の「瑞巌寺」は昔はここにあったんですかね。

「山門跡」には山門の礎石が残っていました。

案内看板によると、「瑞巌寺跡」の先に「廃寺」があるようでしたが、それっぽいのが2か所有って、どっちが正解か分かりません。下の写真のは、偉いお坊さんの墓地のようでした。


こちらはハイキングコースからは石垣が見えたりしたのですが、上がって見ると荒涼としていて「廃寺」なのかは不明でした。

予定はこなしたのでバイクを駐めた場所に戻ろうとしたのですが、ここで重大なミスをしてしまいました。わたしは「千手寺」の石段の上の方に到着したのですが、戻り道を間違えて石段の下の方に出てしまいました。下の方にも上と同じように林道が通っており、進行方向も同じだったため何も考えずにそこを降って行きました。
結果、山の反対側(南側)の参道に降りていました。途中で「行者山」の登山口を見落としたかと疑問を持ちましたが、石段からの進行方向は間違っていないと信じていたため、そのまま降りてしまいました。でも、この時点ではまだ少し降りた場所がずれたくらいに考えていました。

バイクを駐めた場所に戻るルートを調べようとグーグルマップを見たら、近くに「丸勘城址」がありました。間違ったけどラッキーと思って城址を訪れることにしました。
実際には城山の周りをぐるりと一周したのですが、民家の間の細い道を入って城山に向かうのが最適解でした。

細い道を進むと「鳥居」があり、その先に小さな祠があります。

祠は風雨に晒されないように屋根が掛けられていました。地元の方々に大事にされているんですね。

「丸勘城址」は「鳥居」の右手を登ればすぐに到着します。城址は林状態で説明看板等もありません。道を間違えたけど、城址が見られたから良かった、とこの時は思っていました。

バイクを駐めた場所に戻ろうとグーグルマップを見たら、ここで「獨鈷抛山」の南側に降りてしまったことに気付きました。ルート検索では、地道を徒歩で約2時間かかるという結果が出てしまいました。炎天下に2時間も歩いたら死んでしまうので、再び「千手寺」に登って、北側に向かうことにしました。
下の写真はバイクを駐めた場所の手前にある害獣対策フェンスです。「丸勘城址」から約1時間5分歩きました。山登りはきついけど、炎天下の2時間を考えたら、半分の時間で日陰を歩けたので良しとしましょう。

グーグルフィットによれば、往復で約10.5km歩きました。ほとんどが山歩きなので、負荷が半端なかったようで膝と足がガタガタでした。バイクで走り始めた直後に通り雨に遭ったりと、なかなか運の悪いお出掛けでしたが、まあこんな時もあるんでしょうね。