8月も終わりに近づいているのに連日35℃以上の猛暑日が続いています。昔はお盆を過ぎると、夜は涼しくなったものですが、最近はお彼岸辺りまでこんな感じですね。
先週遠くに行きすぎて熱中症になりかけたので、今週は近場を選びました。本当は行きたい城址がたくさんあるのですが、この暑さで山登りはきついです。
今回の目的地である「玉岩地蔵堂」は南丹市日吉町にあるので、「京都縦貫自動車道」の「園部IC」の手前にある「セブンイレブン園部内林町店」でコーヒー休憩と昼食の調達をしました。正直近場なので昼食は不要かと思ったのですが、お昼前に観光が終われば、実家で食べることにしてパンを購入しました。

グーグルマップによれば、「玉岩地蔵堂」の手前に「玉岩地蔵堂駐車場」があるのですが、往路では気づかずに通過してしまいました。幸いエスケープゾーンの広い場所があり、そこにバイクをUターンして駐めました。この先「玉岩地蔵堂」までも狭いながらも舗装路なのですが、バイクでもUターンに苦労しそうな道幅だったので賢明な判断でした。

ここからは徒歩で「玉岩地蔵堂」に向かいます。すぐに「海老坂帰鴈」の説明看板があります。「帰鴈」はおそらく「きがん」と読み、北へ帰る「雁」のことのようです。この道は「鯖街道」であり「海老坂峠」を越えて小浜方面へ通じる道のため、多くの人夫が連なって進む姿を「雁」に例えたのでしょうか。

少し歩くと説明看板の絵と同じ建物が見えてきます。これが「海老坂帰鴈」なのだと思います。この段階では気づいていなかったのですが、正面の建物は「玉岩地蔵堂」の「庫裡」でもあるようです。

「玉岩地蔵堂」に到着。バイクを駐めた場所から約4分かかりました。右側に見える建物は「海老坂帰鴈」の一部です。


「本堂」の左手下に説明看板があり、「八百比丘尼」が地蔵尊を背負って若狭に帰る途中、この場所で地蔵尊が動かなくなったため、この地に安置したことが「玉岩地蔵堂」の由来だそうです。「八百比丘尼」って、人魚の肉を食べて不老不死になった尼さんでしたっけ?

「地蔵堂」の由来はわかったけど「玉岩」って何? ということで「本堂」の裏に回ると大きな岩がご神体として祀られています。これは落石でここにあるのではなく、この岩をご神体として「玉岩地蔵堂」が建てられているみたいでした。

バイクを駐めた場所に戻ってきました。往復に約10分かかりました。帰り道に、すぐの三叉路を右折したところに駐車場らしき広場がありました。これが「玉岩地蔵堂駐車場」ではないかと思います。

次はこれまでに何度も看板を目にしていたけど行ったことがなかった「国師岩」に向かいます。最近は「柱状節理」や「メンヒル」など、岩にも興味があるのでちょっと寄ってみました。
バイクは府道19号線のバス停に駐めています。バイクの後方が日吉ダムのある方向です。「国師岩」は下の写真の中央やや左上に見える白い看板のあるところが入口になります。

「国師岩」の入口は害獣対策フェンスで閉ざされていますが、開閉して入ることができます。

たんぼ道を真っ直ぐ進んで、突き当たりを右に行くと「国師岩」が見えてきます。なかなか巨大な岩でした。このまま進んで正面に向かいます。

「国師岩」の正面です。まあ、説明看板があるから正面だと言ってるだけですが。説明看板によると南北朝時代に「夢想国師」がこの岩の上で修行をしたので「国師岩」と言うみたいです。当時の岩は、今の倍くらいの大きさだったと推察されていますが、道路改修のために削岩されたそうです。


「国師岩」からの帰り道。害獣対策フェンスに向かってたんぼ道を歩いています。害獣対策フェンスは仮施錠だけしておいたので、通過後しっかり施錠しておきました。

バイクを駐めた場所に戻ってきました。往復に約10分かかりました。まだ11時前だったので、実家に寄って昼食を食べてから帰りました。
